文法書を4週間で1周する方法|社会人のやり直し英文法(30分×28日)

はじめに:文法は、丁寧にやろうとすると本当に止まる

英語をやり直そうと思うと、まず単語に手が伸びます。そこから少し経つと、どこかで文法もやらないと…となりますよね。

私はここで一度、盛大にコケました。
解説をまじめに読み込んで、ノートも作って、例文も全部チェックして。気づいたら一章だけで数日が終わっていました。やった感はあるのに、前に進まない。これ、社会人の英語やり直しでよく起きるやつです。

それ以来、文法は考え方を変えました。
最初の目標は理解を積み上げることではなく、まず一周して全体の地図を作ること。地図ができると、二周目から迷いが減って、むしろ理解が早くなります。

この記事では、4週間で文法書を1周するための現実的な進め方を、そのまま使える形でまとめます。


まずは文法書を1冊決める(具体例つき)

文法書は本当に種類が多いです。正直、どれを選んでも回せば伸びます。だからこそ、選びすぎてスタートが遅れるのが一番もったいないです。

私が周りに相談されたとき、よく名前が挙がるのはこのあたりです。用途が少しずつ違います。

  • 入口として読みやすい:大岩のいちばんはじめの英文法(東進ブックス)

  • 感覚も含めて整理したい:一億人の英文法(東進ブックス)

  • 学校文法をきっちり整理したい:総合英語 Evergreen(旧Forest)など

  • 英語で文法に慣れたい:English Grammar in Use(Raymond Murphy)

受験向けの文法問題集(Next Stage、Vintage、スクランブルなど)は、基礎を思い出したあとに使うと強いですが、やり直しの最初は少し固く感じる人も多いです。ここは好みでOKです。

選ぶときの目安はシンプルで、
・解説が読みにくくない
・問題が付いている
・1回の区切りが短い
この3つを満たしていれば十分です。


4週間で1周するコツ:一周目は7割で進める

文法は、最初から完璧にしようとすると終わりません。関係詞や分詞、仮定法あたりは特にそうです。

一周目の目標は、だいたいこのくらいでOKにします。

  • その単元を見たとき、話題が思い出せる

  • 例文を読めば、意味はだいたい取れる

  • 基本問題なら、6〜7割くらい当たる

細かい例外や難しい言い換えは二周目で十分です。一周目は、止まらないことを最優先にします。


1日30分の回し方(ここだけ固定すると続く)

私は文法を毎日バラバラにやると続かなかったので、作業を固定しました。おすすめはこの配分です。

  • 解説をざっと読む:5〜7分(読み込まない)

  • 例文を声に出す:3〜5分(小声でもOK)

  • 問題を解く:15〜20分(ここが本体)

  • 間違いメモ:2分(1行でOK)

間違いメモは、ノートを作り込まないのがコツです。私は付箋かスマホのメモに、単元名+つまずき1行だけ残していました。
例:現在完了は過去じゃなく今に関係、関係代名詞の目的格は省略されやすい、など。


4週間プラン(28日):ざっくりこんな順で進める

本によって章立ては違うので、ここでは単元のまとまりで書きます。あなたの文法書の目次を見ながら、近い項目に当てはめてください。

Week1:中学の土台(語順・時制・疑問文・否定文)

1日目:文の形(SV/SVOなど)+be動詞
2日目:一般動詞(現在)+三単現
3日目:過去形+未来の言い方
4日目:疑問文(be/一般動詞)
5日目:否定文(be/一般動詞)
6日目:前置詞・冠詞・代名詞(基本だけ)
7日目:Week1の間違いだけ復習

Week2:頻出の型(助動詞・不定詞・動名詞・比較)

8日目:助動詞(can/should/mustなど)
9日目:不定詞(to〜)基本
10日目:不定詞のよくある用法をざっくり
11日目:動名詞(〜ing)+不定詞との違いは雰囲気でOK
12日目:比較(more/the most)基本
13日目:比較(as〜asなど)+数や量の表現
14日目:Week2の間違いだけ復習

Week3:長文で止まりがちなところ(接続詞・関係詞・分詞)

15日目:接続詞(because/if/whenなど)
16日目:関係代名詞(主格・目的格)まず型
17日目:関係代名詞(省略や前置詞)難しければ印だけ
18日目:関係副詞(when/where/why)ざっくり
19日目:分詞(現在分詞・過去分詞)基本
20日目:分詞の後置修飾(名詞を後ろから説明する感覚)
21日目:Week3の間違いだけ復習

Week4:仕上げ(受動態・完了形・仮定法)+全体をつなぐ

22日目:受動態(be+過去分詞)基本
23日目:受動態の形を少し増やす(get+過去分詞など、出てきたらでOK)
24日目:現在完了(経験・完了・継続)入口
25日目:現在完了と過去形の違い(混乱ポイントだけ)
26日目:仮定法(まず型:If I were〜)
27日目:4週間で×が多かった単元を拾い直す
28日目:目次を見て弱点トップ3を決める(二周目用)


詰まったらどうする?(止まらないための戻り方)

Week3あたりで一度は引っかかると思います。私は関係詞で止まりかけました。

そのときは、こうしました。

  • その単元で10分悩んだら、いったん次へ進む(印を付けるだけ)

  • 例文を3回音読して、雰囲気だけつかむ

  • 問題は基本だけ解く(応用は後回し)

一周目で大事なのは、理解よりも触れた回数です。触れておくと、二周目で不思議なくらい入ります。


4週間が終わったら(二周目の回し方は軽くていい)

一周が終わったあと、全部を最初からやり直す必要はありません。むしろ全部やると時間が足りなくなります。

おすすめは、

  • ×が多かった単元だけ優先して回す(付箋やメモを使う)

  • 解説を読み直すより、問題を解き直す

  • 週末に短い英文(やさしい多読素材でOK)を読んで、文法を見つける練習をする

文法は、机の上で理解しただけだと定着しにくいです。短い文章で、ここは不定詞、ここは関係代名詞、と気づけるようになると、だんだん使える形になります。


単語と一緒に回すと、気持ち的にだいぶラク

文法だけを毎日30分やると、正直飽きます。私は単語とセットにしていました。

  • 単語:10分(単語帳1冊を回す)

  • 文法:20分(このプラン)

  • 余裕がある日だけ:リスニング10分(短い素材を反復)

毎日全部やろうとしないほうが、結果的に続きます。


おわりに:一周できたら、次にやることがはっきりする

文法は、始める前が一番しんどいです。始めてしまうと、意外と淡々と進みます。
4週間で一周できたら、少なくとも自分の弱いところが言えるようになります。そこまで行けば、次に何をやるかがはっきりして、学習がずっと楽になります。

あわせて読んでおくと繋がりが良い記事は、
・英単語帳は1冊で十分(2記事目)
・平日30分・休日60分ルーティン(4記事目)
このあたりです。

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