英文法のつまずきポイント整理|ポイント別の対処メモ

はじめに:文法で止まるのは、だいたい同じ場所

仕事で英語の資料や仕様を読んでいると、単語はだいたい分かるのに、文の形がつかめずに止まる瞬間があります。読み返してもピンと来なくて、結局その段落だけ時間が溶ける。最近も似た場面がありました。

この記事では、社会人のやり直しで詰まりやすい英文法のポイントを、私がよく止まる場所に寄せて整理します。全部を網羅するより、止まりにくくするための見分け方と、短時間で直す練習の置き方を書きます。


読むときは、主語と動詞を先に取る

長い英文で混乱するとき、だいたい主語と動詞が見えなくなっています。逆に言うと、主語と動詞がつかめれば、その文は半分終わりです。

私が読むときの順番はこの3つだけです。

・主語はどれか
・動詞はどれか
・その後ろは説明が足されているだけか

この見方を前提に、つまずきポイントを並べます。


つまずきポイント1:名詞の後ろが長くなって骨を見失う

例として、こんな形で止まりやすいです。

The feature that we released last month is available in the new plan.

この文は、主語は The feature、動詞は is です。that 以降は主語の説明なので、まずは The feature is available と骨だけ取るとラクになります。

名詞の直後に who, which, that が出てきたら、ここから先は説明ゾーン、と割り切る。私はこれだけで止まりにくくなりました。

練習の置き方:移動中3分
・英文を1文だけ選ぶ
・主語と動詞にだけ印をつける
・説明ゾーンは後回しにして骨だけ読む


つまずきポイント2:時制が混ざって、いつの話か分からなくなる

実務の英文は、過去の話をしているのに現在完了が混ざることがあります。私はここで、時間軸が一瞬ずれて止まります。

最初に見るのは have+過去分詞 があるかどうかです。これがあるときは、過去の出来事でも今に関係が残っている、と仮置きします。

We have updated the documentation.
は、更新した事実だけでなく、今この状態が反映されている感じが出ます。

細かい分類は後回しでOKです。迷ったら、since, for, already, recently などの手がかりを探すほうが早いです。

練習の置き方:朝5分
・例文を3つだけ読んで、今寄りか過去寄りかを決める
正解より、判断の癖を作るのが目的です。


つまずきポイント3:to不定詞と動名詞で、用法を思い出そうとして止まる

to と ing が並ぶと、細かい用法を思い出そうとして止まりがちです。私は一時期ここで毎回手が止まりました。

最初はざっくりで十分です。

・to は、これからやること、目的、方向
・ing は、行為そのもの、習慣、作業の中身

I decided to check the settings.
I enjoy checking the settings.
くらいの差が取れれば、読みは進みます。

練習の置き方:夜10分
・今日読んだ英文から to と ing を1つずつ拾う
・それぞれを日本語で一言にする(例:to は予定、ing は作業)


つまずきポイント4:ing や ed が動詞なのか説明なのか分からなくなる

ing や ed が出ると、動詞なのか形容詞なのかで迷うことがあります。特に名詞の前後にあるときに、意味の取り方がぶれやすいです。

私はまず位置で見分けます。

・名詞の前後にある ing, ed は、だいたい名詞を説明している
・be動詞の後ろにある ed は、受動(〜される)として読むと通りやすい

an updated file は 更新されたファイル。
The file was updated. も 更新された、です。

仕様書では受動態が多く、誰がやるのかが書かれないこともあります。その場合は、誰より先に、何がどうなるかと条件(when, if, after)を拾うと読みが進みます。

練習の置き方:週末15分
・短い英文を5文選ぶ
・ing, ed を見つけたら、どの名詞の説明かだけ決める
・be+過去分詞なら、まず どうなる だけ取る


つまずきメモを1行で残すと、次に直す場所が明確になる

文法が伸びにくいのは、分からなかった所が次の日に消えてしまうからです。ノートを作り込むと続かないので、私は1行だけ残します。

・単元名+自分の止まり方を一言
例:関係詞は名詞の後ろが長いと骨を見失う
例:現在完了は今に効く話として読む

このメモが3つくらい溜まると、自分の弱点が見えます。弱点が見えると、読むときの視線が変わります。


平日30分の中に入れるなら、文法は10分で回る

案件が詰まる週は、文法に時間を割けません。そんなときは、短くても触れておくほうが戻りやすいです。

朝:つまずきメモを見返す(3分)
移動:英文1文だけで主語と動詞を探す(3分)
夜:to か ing を1つ拾って一言メモ(4分)

合計10分でも、文法がゼロの日が減ります。週末に15分だけ見直せば、だいたい整います。


最後に:理解を積む前に、止まらない読み方を先に作る

英文法は、完璧に理解してから使うものではなく、使いながら整えていくものだと思っています。まずは、止まりやすい交差点だけ押さえて、読むスピードを落とさない形にする。それだけで、仕事で英語を扱うストレスが少し減ります。

今回のポイントのうち、ひとつだけでいいので、自分が止まりやすい場所を決めて、1行メモにしてみてください。次に同じ形が出てきたとき、前より早く通れるようになります。


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