辞書と翻訳ツールの使い方|調べすぎずに読む・書くためのポイント

はじめに:調べているのに前に進まない日がある

仕事で海外サービスの仕様書やヘルプを読むとき、分からない単語が出るたびに調べているのに、読み終わった後に内容が頭に残っていない日があります。私はこの状態になりやすくて、ひどいときは同じ段落を何度も往復してしまいます。

逆に、辞書も翻訳も最小限にして「一回最後まで読む」を優先した日は、理解が粗くても次の作業に進めます。英語をやり直している身としては、ここが地味に大きい差でした。

この記事では、辞書と翻訳ツールを「時短」と「学習」の両方に効かせるための、使う順番とルールを私の運用ベースで整理します。


辞書と翻訳ツールは役割が違う

まず、役割を分けるだけで迷いが減ります。

  • 辞書: 単語や短い表現の意味を確認して、読みを前に進めるための道具

  • 翻訳ツール: 文の構造や意味の取り違えを防ぐための確認用(最終回答ではない)

辞書は細かく、翻訳は大づかみ。私はこう割り切ってから、調べ物の時間が減りました。


私が固定している「調べる順番」

私は、読むときも書くときも、基本の順番を固定しています。これを守ると、調べる量が勝手に減ります。

  1. まず自力で一回読む(止まらない)
    分からないところは飛ばして、段落の最後まで行きます。目的は理解ではなく、地図づくりです。

  2. 引っかかった単語だけ辞書(多くても3〜5個)
    ここで初めて辞書。全部を救おうとしません。

  3. それでも意味が崩れる1文だけ翻訳ツール
    段落まるごとではなく、詰まった一文だけ。ここが最大の時短ポイントです。

  4. 原文に戻って読み直す(ここが本体)
    翻訳結果で分かった気になって終わると、次も同じ場所で止まります。原文に戻って、英語の形のまま理解し直します。

多読のときも「辞書は回数を決める」ほうが止まりにくい、という考え方がベースにあります。

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辞書を引くときに見る場所

辞書は、意味だけ見て終わると再発します。私は次の順番で見るようにしています。

1)まず品詞を見る

動詞なのか名詞なのかで意味の当たりが変わります。特に仕様書やメールは、同じ単語が品詞違いで出てきます。

2)よく一緒に出る形を確認する

単語単体ではなく、セットで覚えたほうが仕事では効きます。

  • 前置詞がセットの表現

  • 動詞+目的語の型

  • 形容詞がかかる名詞の組み合わせ

ここを見ておくと、次に同じ表現が出たときに引き直しが減ります。

3)例文を1つだけ読む

例文を全部読む必要はありません。私は1つだけ読みます。英語の語順のまま理解する練習になります。

英英の説明や例文が読みやすい辞書としては、たとえば Cambridge Dictionary のようなものがあります。英和で素早く当たりをつけて、英英でニュアンスを確認する、という使い分けがしやすいです。


翻訳ツールは「確認」に使うとラクになる

翻訳ツールは便利ですが、私は次の2点だけ強めに意識しています。

1)翻訳するのは、段落ではなく「1文」

段落まるごと翻訳すると、楽な反面、英語を読む練習が消えます。
一文だけにすると、理解の穴がどこか特定できます。

2)翻訳結果は、そのまま貼らない

特に英文メール。翻訳結果をそのまま使うと、言い回しが自分の中に残りにくいです。
私は翻訳結果を見たあと、必ず一度「自分の言葉」に言い換えてから英語に戻します。完璧さより、再現性を優先します。

翻訳ツールは、DeepLGoogle翻訳 で十分です。どちらが正解というより、使い方のルールが決まっているかのほうが大きいです。

※仕事の資料やメール本文など、外部に出してよい情報かどうかは状況次第です。私は固有名詞や数字などを伏せて、意味が変わらない範囲にしてから確認に使うことが多いです。


忙しい日の30分に落とす使い方(朝/移動/夜/週末)

辞書や翻訳は、やり方を決めないと際限なく時間が伸びます。私は平日30分の中で、使いどころを固定しています。

朝:3分だけ、昨日つまずいた単語を見直す

  • 昨日引いた単語のうち、引き直したものだけ見る

  • 意味より、よく出る形を1つだけ確認する

朝は短くても、回収できるとその日がラクです。

移動:英文を読まずに、短いフレーズだけ反復

通勤中に長文を読むと集中が切れます。私は、昨日引いた表現を1〜2個だけ見て終わりにします。

夜:読む作業の中で、辞書と翻訳を使う

  • まず最後まで読む

  • 辞書は3〜5回まで

  • 翻訳は1文だけ

この枠に収めると、30分が破綻しません。

週末:小さな用語メモを作って「次を楽にする」

週末に余裕があるときだけ、1週間でよく出た単語や表現をメモに残します。

  • 英語の表現

  • 日本語の意味(短く)

  • 例文は作れたら1つ(無理なら不要)

ノート作りが目的になると続かないので、私はメモは増やしすぎない前提でやっています。


調べすぎを防ぐ小さなルール

最後に、止まりやすい人向けのルールです。私はこの辺を守ると、復帰が楽になります。

  • 1段落で辞書が10回を超えたら、その英文は今重いサイン
    難易度を落とすか、範囲を半分にします。

  • 翻訳は段落ではなく、詰まった一文だけ
    それで足りないなら、そもそも前提知識が足りていない可能性があります。

  • 調べたら必ず原文に戻る
    翻訳結果で終わらせない。ここだけは毎回やります。

多読の文脈でも「辞書を引きまくると止まるので回数を決める」という方針が出てきますが、仕事の英語でも同じです。


おわりに

辞書と翻訳ツールは、使えば使うほど理解が深まるものではなく、使い方を決めたときに効いてくる道具です。
私の場合は、調べる順番を固定して、辞書と翻訳の上限を決めたことで、読むスピードが安定しました。

まずは、次に英語を読むときに「最後まで読む→辞書3回→翻訳は1文→原文に戻る」だけ試してみてください。これだけでも、調べ物の疲れ方が変わります。


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